思春期の子どもとの付き合い方は家庭によって違いがあると思いますが、アドラーは”横の関係”で付き合うべきと言っています。横の関係とは、どちらが上でも下でもない横並びで対等な関係です。逆に”縦の関係”とは、1970年代以前に多く見られた父親を主とした家族関係です。1971年生まれの私の家族は正に父親を一家の主とした家族でした。

横の関係と縦の関係、どちらが幸せな家族のかたちなのかは、時代や社会、当事者の価値観に影響されると思いますが、私は優劣や勝ち負けに縛られてしまう縦(上下)の関係よりも、仲間として信頼し合う横の関係の方がハッピーではないかと思います。しかし、横の関係をつくるには、多様性を受け入れる力、コミュニケーションをとる力、信頼し感謝し合える心などを育てるトレーニングが必要です。

思春期の子どもが生きるこれからの社会は「共生」の社会です。子どもたちが実社会で主体的に活躍するために何を身につけるべきなのかは、時代によって変わります。あなたはどんな未来を予測して子どもの将来のために何を選択するのでしょうか。

参考:アドラー臨床発達心理学入門

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くろ