2022年10月30日(日)に当団体の初めての活動となる、赤い羽根共同募金活動を実施しました。当日は中学1年生の男子7人が集まり、高幡不動駅前(南口)で午前11時から約1時間の活動を行いました。

各自現地に直接集合し、はじめに日野市社会福祉協議会の担当者さんから「募金活動とは」についてレクチャーをいただきました。子どもたちは全員募金活動が初めてです。なぜ募金活動をするのか、募金活動で集められたお金はどのように使われるのか、などの説明を、感心しながら聞いていました。

社会福祉協議会さんにご用意いただいたハッピを着て、のぼりを掲げ、募金箱を首から下げます。ハッピや募金箱は人数分ありませんので、誰が何を持つかをみんなで話し合いながら決めていきます。

声出しの練習です。基本の掛け声は「こんにちは!赤い羽根共同募金です。ご協力お願いします!」日曜日ですが駅前には沢山の人がいますので、そこで大きな声を出すのは緊張します。7人が一列になりまずは第一声、舌も回らず声も小さくタイミングもバラバラです。社会福祉協議会の担当者さんのご指導のもとに何回か繰り返していると、息が合ってきて声もでてきました。さあそれでは始めましょう!といったとき、早速ご高齢の男性が歩み寄ってこられて募金をしてくれました。子どもたちはびっくりして募金箱を差し出します。男性が握っていたのは千円札。子どもたちは更にびっくりです。募金してくれるお金は小銭だと思っていたのでしょう。もしかしたら、お金を入れてくれる人がいるのか半信半疑だったのかもしれません。そこへ男性が千円札を募金箱に入れてくれるわけですから、びっくりしたと思います。同時にメンバーにスイッチが入ったようにもみえました。

最初は全員で声を出していましたが、7人で声を合わせることが難しいことに気づくと今度は二人一組に分かれて順番に声を出す方法に変えていきます。より効率よく、より合わさった大きな声を遠くまで届ける工夫です。

駅前を歩く歩行者の方や自転車の方がたくさん足を止めて募金をしてくれます。老若男女、沢山の方々です。「お兄ちゃんたちが頑張っているからお金をいれておいで」と小さなお子さんを連れたお母さん、自転車で通り過ぎたのに戻ってきてくれた高校生らしき青年、この青年のたち振る舞いが子どもたちにはとてもかっこよく見えたようで「かっこいいー!」「やることイケメン!と盛り上がっていました。高幡不動駅は子どもたちが通っている中学校の区域なので同級生にも会いました。「募金やってるんだ!すごいな!がんばって!」と励まされます。

途中休憩をはさみ場所を二手にわかれたりしながら、正味1時間程度声を出し続けたのでちょっと疲れてきたところで、そろそろ終了です。「あと5人に募金していただいたら終わりにしよう!」とラストスパート。ひとり、またひとり、そして最後の人が募金してくれて終了です。子どもたちも少し疲れた様子ですが、社会福祉協議会さんからいただいたジュースの差し入れと、団体から差し入れたおにぎりをみて、別のスイッチが入ります!じゃんけんが始まって、勝った人から好きなものを楽しそうに選んでいました。

ハッピや募金箱を返却して、社会福祉協議会の担当者さんにご挨拶をしてお開きとしました。その後、部活がある子どもはそのまま学校へ行きました。とても逞しいです。

活動は短時間ですが、最初は緊張してましたが、頑張って声を出していると募金してくれる人が集まり「頑張ってね」「偉いね」と声をかけてくれ、子どもたちはますます大きな声を出すと更に募金してくれる人が集まってくる。このようなサイクルを通じて人の温かさやつながりを実体験できたことは、子どもたちには貴重な体験になったのではないかと思います。一緒に活動を行った私たちもとても感動する素晴らしいメンバーでした。

後日、東京都共同募金会日野地区協力会様より、お礼のご連絡をいただきました。集まった金額は合計24,043円でした。子どもたちの感覚では7,000~8,000円くらいと予測していましたのでびっくりです!頑張った成果です。大きな自信にしてください。

最後に、今回の活動にご協力をいただいた、共同募金会さん、日野市社会福祉協議会さん、募金をしてくださった方々、そして活動に参加してくれたメンバーとその親御さんに感謝を申し上げます。皆様のおかげで素晴らしい活動を行うことができました。有難うございました。

来年も続けていければと思っていますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。