1時間の接客練習を終えて10時前になりました。いよいよお店がオープンです。開店と同時にお客様が入ってきました。

お客様をお出迎えして「こんにちは、職業体験をしています。宜しくお願いします」と挨拶をすると、お客様は「おう!頑張ってね!」と優しく声をかけてくれました。マスターが事前に中学生の職業体験を受け入れていることをお客様に伝えてくれていたためです。メンバーはホッとしました。

席までご案内をして、タオル、ガウン、ネックシャッターを付けます。緊張の瞬間です。横でマスターが見守ってくれています。なんとか無事に終わらせてマスターにバトンタッチ。メンバーは席から離れると同時に全身に込められていた力がふわっと一気に抜けていき「フゥーーーーーーーーー」っと大きな息を吐きます。中学生の日常生活では、こんなに緊張することもないでしょう。
その後は、後ろに立ってマスターの仕事を見学します。

次のお客様が来店します。
「こんにちは、職業体験をしています。宜しくお願いします」と挨拶をすると、お客様が「はい、私も職業体験にやってきました」とジョークを飛ばしてくれます。これには緊張したメンバーにも笑顔がこぼれます。
席にご案内をして、顔そりの準備をします。お客様が温かくて面白い人たちばかりなので、徐々にメンバーの緊張もほぐれていき作業もスムーズにできるようになってきます。

担当させていただいた業務をしている以外は、立ってスタッフさんのお仕事を見学します。後の感想で「立ち仕事がこんなに辛いとはおもいませんでした」とメンバーが言っていましたが、ジッと立っていることは中学生にとってかなり辛いことのようです。座るわけにもいかず、クネクネと足腰を動かしながら足の痛みを和らげていました。仕事の大変さを実体験している瞬間です。

時間は11時30分を過ぎました。まもなく体験は終了です。
最後はお客様にコーヒーと伝票を用意して、チェアと周辺を清掃します。

これで今日の職業体験は終了です。
短い時間ではありましたが、とても内容の濃い充実した時間だったとおもいます。

今回職業体験に参加してくれたメンバーには、事前にこんなメッセージを送らせてもらいました。

 

私はメンバーを評価する立場にはありませんが、素晴らしい活動をしてくれたことに満点の評価と感謝をしています。
これも受け入れをしてくださった、バーバーショップニュースタンダードの皆様のお陰です。私たちの住む地域に、こんなに優しくて、こんなにカッコよくて、こんなに地域の子ども達を大切にしてくれるお店があることは、本当に有難いことです。

マスター、DAIKIさん、MIKAさん、有難うございました!
これからもよろしくお願いします!